【元新聞記者の仕事】米本浩二さんと「石牟礼道子」

◆米本浩二さんのプロフィール（新潮社サイト）
→　https://www.shinchosha.co.jp/writer/5903/

◆アエラ（朝日新聞社）連載「この人この本」
『魂の邂逅 石牟礼道子と渡辺京二』をめぐる米本浩二さんインタビュー（ライター・千葉望）
→https://dot.asahi.com/aera/2021030300058.html?page=1（AERA dot.）

◆著書『魂の邂逅　石牟礼道子と渡辺京二』（新潮社）の紹介ページ（新潮社サイト）
　　　（梯久美子さんの書評『凄絶な孤独を抱えた二人の「道行き』も読めます）
→https://www.shinchosha.co.jp/book/350822/

◆著書『評伝 石牟礼道子　渚に立つひと』（新潮社）の紹介ページ（新潮社サイト）
→https://www.shinchosha.co.jp/book/350821/

◆著書『不知火のほとりで　石牟礼道子終焉記』（毎日新聞出版）の紹介ページ
→https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784620325866（紀伊國屋書店サイト）

◆『不知火のほとりで　石牟礼道子の世界』毎日新聞連載ページ（毎日新聞サイト）
→https://mainichi.jp/articles/20140406/org/00m/040/999000c

記者から作家へ　毎日新聞連載「みっちん大変・石牟礼道子物語」米本浩二

みっちん大変・石牟礼道子物語１2　海底（5）　緋の衣　わが魂の火

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／１２　海底／５　緋の衣　わが魂の火＝米本浩二 ...

https://mainichi.jp/articles/20210424/ddp/014/070/024000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆海底（うなぞこ） 前回までのあらすじ 　道子は、島原・天草の乱の渦中にいる。切支丹の民は島原の原城にこもった。幕府軍を軽々と撃退して意気が上がる。幕府側は四郎の近親者を城に派遣するなど懐柔を試みるが不発に終わる。城では次第に食料や弾薬が乏しくなってきた。

みっちん大変・石牟礼道子物語１１　海底（４）幻想の楽土へ帰らん

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／１１　海底／４　幻想の楽土へ帰らん＝米本浩二 ...

https://mainichi.jp/articles/20210320/ddp/014/070/020000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆海底（うなぞこ） 前回までのあらすじ 　天草四郎は「憑依（ひょうい）的共感」能力をフルに発揮して人心をつかむ。道子も四郎と一緒になって、権力者から痛めつけられる民衆の境涯に「悶（もだ）える」のだった。一揆衆が決起した。彼らから「大将になってくだされ」と懇願された四郎は承諾す

みっちん大変・石牟礼道子物語10　海底（３）そろりほろり動乱へ

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／１０　海底／３　そろりほろり動乱へ＝米本浩二 ...

https://mainichi.jp/articles/20210227/ddp/014/070/005000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆海底（うなぞこ） 前回までのあらすじ 　天草四郎に導かれた道子は寛永１４年の島原・口之津にたどりつく。島原・天草の乱直前である。凶作や重税に追いつめられた民衆はカリスマ性のある四郎のもとに集結する。「もうひとつのこの世」を求めて闘いが始まろうとしていた。

みっちん大変・石牟礼道子物語９　海底（2）もうひとつのこの世

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／９　海底／２　もうひとつのこの世＝米本浩二 - ...

https://mainichi.jp/articles/20210130/ddp/014/070/025000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆海底（うなぞこ） 前回までのあらすじ 　ふらりと入り込んできた益田四郎を道子の家は家族の一員であるかのように迎える。“普通の凄（すご）み”をたたえた四郎には不思議な吸引力があった。超能力を発揮してますます皆を心服させる四郎。道子は四郎とともに海底の宮に向かう。

みっちん大変・石牟礼道子物語８　海底（1）迎えに来た兄さま

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／８　海底／１　迎えに来た兄さま＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20201219/ddp/014/070/008000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆海底（うなぞこ） 前回までのあらすじ 　石工集団を束ねる水俣の吉田組は放漫経営が災いして破産した。道子の家は「差し押さえ」の処分を受けた。吉田一家は村はずれのとんとん村に移り、かんじん殿たちと親しく交わる。ある日、益田四郎と名乗る見知らぬ少年が訪ねて来た。

みっちん大変・石牟礼道子物語７　曙光（4）里芋の葉につつむ

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／７　曙光／４　里芋の葉につつむ＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20201128/ddp/014/070/007000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆曙光（しょこう） 前回までのあらすじ 　みっちんは盲目の祖母おもかさまのお守りをしている。雪の夜、立ちすくむふたりは不穏な気配に包まれる。近所の遊女屋の女性が中学生に刺殺される事件が起きた。畳を染める鮮血。みっちんは自分が刺されたかのような衝撃を受けた。

みっちん大変・石牟礼道子物語６　曙光（3）　その苦悶をわれに

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／６　曙光／３　その苦悶をわれに＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20201024/ddp/014/070/003000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆曙光（しょこう） 前回までのあらすじ 　チッソの本格操業に伴い、石工集団・吉田組の事業も軌道に乗った。新開地・栄町での暮らしが始まる。盲目の祖母おもかさまの見守りは孫のみっちんの役目。雪の夜、出かけたふたりは互いの孤独を確かめ合うように立ち止まる。

みっちん大変・石牟礼道子物語５　曙光（2）冷たい雪の外へ

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／５　曙光／２　冷たい雪の外へ＝米本浩二 - 毎日...

https://mainichi.jp/articles/20200926/ddp/014/070/001000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆曙光（しょこう） 前回までのあらすじ 　石工集団、吉田組の水俣・栄町での生活が始まった。亀太郎、ハルノの長女道子は元気に育ち、極彩色の着物で通りを練り歩くなど創造精神豊かな少女に。近くの遊女らとの交遊で、社会とは何か、人間とは何か、を学び始めていた。

みっちん大変・石牟礼道子物語４　曙光（1）世界の根本据える

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／４　曙光／１　世界の根本据える＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20200725/ddp/014/070/001000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆曙光（しょこう） 前回までのあらすじ 　水俣の吉田組は天草・宮野河内に出張。現地の人々の温かい支援を受け、道路工事に取り組む。ハルノは女児を出産。道子と命名された。寺の井戸の水が産湯である。泣き方も尋常ではない赤ん坊は規格外の凄（すご）みを漂わせていた。

みっちん大変・石牟礼道子物語３　黎明（3）この世界に不時着

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／３　黎明／３　この世界に不時着＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20200627/ddp/014/070/004000c

　＜土曜カルチャー＞ 前回までのあらすじ 　天草から水俣にやってきた吉田組は「浜」に居を構える。人々の往来が頻繁な水俣は、感染症に悩まされてきた。吉田松太郎の長女ハルノも腸チフスを患う。病が癒えたハルノは静岡に就職するが、関東大震災に遭遇、帰郷する。

みっちん大変・石牟礼道子物語２　黎明（2）感染の浜に生きる

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／２　黎明／２　感染の浜に生きる＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20200530/ddp/014/070/005000c

　＜土曜カルチャー＞ 　◆黎明（れいめい） 前回までのあらすじ 　天草の吉田松太郎率いる石工集団・吉田組は天草を引き払い、水俣へ移った。チッソの本格稼働に伴い、港や道路など建造物の基礎となる石は大きな需要が見込まれていた。松太郎の長女ハルノは不登校ながらスクスク育っていた。

みっちん大変・石牟礼道子物語１　黎明（1）その胸にふたたび

毎日新聞

みっちん大変・石牟礼道子物語：／１　黎明／１　その胸にふたたび＝米本浩二 - 毎...

https://mainichi.jp/articles/20200425/ddp/014/070/002000c

　＜土曜カルチャー＞ 黎明（れいめい）／１ 　オレ？　名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。目が覚めて、陽（ひ）に向かってニャーニャー鳴いていたら、首根っこをつかまれた。